英雄伝説 空の軌跡FC:改 HD EDITION (PSP Remaster)・・・3D立体視 PS3 その11
今回取り上げるのは、英雄伝説 空の軌跡FC:改 HD EDITIONです。
3作品ある空の軌跡シリーズの1作目が、このFCです。
パッケージの右下にも印刷されている「PSP Remaster (リマスター)」を取り上げるのは初めてで、今回検証するまで知らなかったのですが、3DのON/OFFも含めてソフト側に3D設定項目が一切ありません。
PSP版をそのままPS3に持ってきただけなので当然と言えば当然なのかもしれませんが、PSPのプログラムをPS3で走らせると同時に、3D立体視の処理をPS3本体がリアルタイムでこなしているようです。
ん?ということは、PSP Remasterなら全てのソフトを3Dで楽しめるということなのかな?
3Dの設定は、PS3本体のクロスメディアバーにておこないます。
「設定」→「ゲーム設定」と進むと「PSP Remaster 3D表示」の設定ができるので、「入」にすると、奥行きを「7(強)」から「1(弱)」までの7段階で設定できます。
さてゲームを始めると早々に、3D表示が一瞬崩れることが何回かありました。
詳しく確認すると、最初の出会いのシーンで、開始30秒ほどの間に3回も、3D立体視の表示が一瞬おかしくなります。
2D設定にしたり、3D時にメガネを外したりなど、同じシーンを状況を変えて何度か見てみると・・・2Dシーンではもちろん違和感なく進んでいきます。
ただ、3Dではおかしくなった瞬間の部分は、2Dで見ると画面全体にエフェクトのようなものが一瞬かかっていました。
今度は3D立体視をONにし、メガネを外して同じシーンを見ると、そのエフェクトがかかった瞬間だけ2D表示になり、またすぐに3D表示に戻るという処理になってました。
そりゃあ、これを3Dメガネをかけて見たら変に見えるわ~
他にも、部屋の出入りする時に、入る前のグラフィックがフェードアウト、入った先のグラフィックがフェードイン、この画面処理が同時におこなわれるため、3Dでこれを見るとやや違和感があります。
元々が3D立体視を想定せずに作ったものを、何の手直しもせずに3Dにしているため、今後ゲームを進めてもこういったことはいろいろ起こりそうです。
部屋の切り替えは自発的な動作であり、前もってわかっているからいいとしても、重要なイベントシーンで上記のようなことが何度も起こると、そちらに気を取られてゲームが楽しめなくなってしまいますからね。
PSPを機械的に3Dにしているだけにしては、3D立体視の効果は結構あり、これがどのソフトでも適用できるならぜひ見てみたいところです。
個人的には、3D立体視で3作全てをクリアするつもりです。
ただ、PSP Remasterの3D処理については今回一通り書いてしまいましたので、SCや3rdなどを今後取り上げようにも、書くことが何も無いかも。
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