ホームシアタースピーカーを2年も悩んだ挙句に、ONKYOのBASE-V60に決める
目次
- サウンドバーは何でHDMI端子が1つだけなの?
- 接続・初期設定・最初の確認
- リスニングモードで、ドルビーTrueHDやDTS-HD Master Audioを選択できない
- 最後に、結局BASE-V60はどうなの?
まず最初に、私は音響に関しては超ど素人なので、このブログでレビューや詳しい解説は一切していません。(用語や数値の意味もほとんどわからないので、説明できません😥)
PS4 ProもSwitchもXBOX ONEも繋ぎたいというただのゲーム好きが、ヤマハのYAS-107、YAS-108、ソニーのHT-X8500などのサウンドバーを買うか2年も散々迷った挙句に、結局2016年発売の旧機種であるBASE-V60を買うことになった経緯を書くことで、同じようなレベルで迷っている方や、接続したけど初歩的な事で困ってる方の参考になればと思い書きました。
サウンドバーは何でHDMI端子が1つだけなの?
私はこれまで、GXW-5.1(オンキョー・2001年発売)、HTP-S353(パイオニア・2012年発売)という、2台の初心者用5.1chスピーカーセットを買ってきたので、今回が3台目の購入となります。
HTP-S353は別のテレビで使用中、GXW-5.1は余った状態となっています。
これまでの2台と同様、予算は3万円程度で考えていました。
今回がこれまでと異なるのは、現状では初心者用5.1chスピーカーセットというカテゴリは無くなっており、代わりに初心者向けにはサウンドバーというジャンルが確立していることが大きな違いです。
その代表格と言うか、サウンドバー(とりわけアンプやウーファーもまとめた一本サウンドバー)主流の流れを作ったのがヤマハのYAS-107ではないでしょうか。
2016年秋に4Kブラビアを買い、音も良くしたいなと思っていた頃にYAS-107が発表となり、これを買おうとワクワクして待っていました。
上からも音が聞こえるというDolby Atmos(ドルビーアトモス)に興味はあったものの、現実的には上方のスピーカー設置は難しいなと考えていたところ、DTS Virtual:Xという前方、左右、後方に加えて、高さ方向の音場もサウンドバー1本で再現する仮想3Dサラウンドという触れ込みの新技術に、すっかり魅了されてしまったからです。
ただし、ゲーム好きにとって最大のネックだったのは、HDMI端子(入力)が1つしかないという点でした。
複数のゲーム機を接続したいのに1つでは辛すぎ😩
せめて2つあれば間違いなくYAS-107を購入していたはずでしたが、迷っている間にいろいろ調べてみると、YAS-107はドルビーTrueHDやDTS-HD Master Audioといったブルーレイでは主流のコーデックにも対応していないことがわかり、結局スルーしてしまったことから、迷える2年間に突入してしまうこととなりました💦
最大のネックである「HDMI端子1つだけ」問題 、いずれ2つ以上の端子を搭載した機種が出るだろうと思い長らく待ってましたが、世の流れはHDMI端子1つ+Bluetoothのようで、新機種をいくら待ってもHDMI端子が1つだけの機種ばかり。
決定的だったのは先日発売されたソニーのHT-X8500で、3万円台で予算の範囲内、Dolby Atmos/DTS:Xにも対応し、フロントスピーカーだけで高さ方向を加えたサラウンドを作り出す独自のバーチャルサラウンド技術「Vertical Surround Engine(バーティカル サラウンド エンジン)」や、次世代のeARCも搭載とフル装備にも関わらず、HDMI端子(入力)は1つだけ😩
心底がっかりしたと同時に、低価格サウンドバーでの複数HDMI搭載機種は諦めました😥😥
今後YAS-109などが発表されたとしても、もはやHDMI端子1つの流れは変わりそうにないなと・・・
もちろん、4K対応のHDMIセレクターを別途購入して接続というのも考えましたが、amazonのレビューを見ると4K表示、とりわけPS4 Proの表示で不安定なことが多いというレビューが多くのセレクターで起きているようです。
また、表示が安定している場合でも、自動切り替えが機能しなくなったなどのレビューも結構見られました。
HDMIセレクター単体でこれですから、セレクター経由でのアンプ接続では問題の起きる確率がさらに高まるのではと不安になります。
仮にセレクターを使った場合、PS4 Pro → PSVRのプロセッサーユニット → セレクター → アンプ →テレビというように、PS4からテレビまで4本のHDMIケーブルを経由するのも不安材料の1つでした。
聞いたことないけど、4本も経由したら遅延とか何らかの影響が出るのではと・・・セレクターを使わなくてもケーブル3本経由なんですけどね💦
さて、ここに至るまで、BASE-V60は全く購入候補に入ってませんでした。
サウンドバーでもなく、かと言って5.1chセットでもない、中途半端な2.1chのセットだった上に、以前は4万円台だったようで、予算的にも私の目には入っていなかったと思われます。
しかし、よくよく考えて見ると、HDMI2.0仕様の4Kパススルーだけなら2015年くらいの機種でも対応していますが、HDRにまで対応した現世代のHDMI端子が搭載されているのは2016年以降の機種に限られていて、一方でサウンドバー主流の2017年以降は基本的にHDMI端子が1つの機種ばかり。
そう考えると、HDMI端子が多数ある入門機種を新品かつ底値付近で買えるのは今だけではと思うようになり、当初重視していたDTS Virtual:Xなどの高さを再現したサラウンドよりも多数のHDMI端子がある方が、ゲーム好きには貴重なのではという結論に至りました。
↓ 10連休前に買ってしまおうということで、最安だった下記ショップで購入。
接続・初期設定・最初の確認
↓ このHDMI入力4端子が購入の決め手でした
接続ですが、端子の番号とゲーム機の名前や特性を合わせたらわかりやすいんじゃないかと思い、端子1にはXBOX ONE、端子2には2通りの使用方法があるSwitch、端子4にはPS4を接続しましたw
わかりやすくなるはずだったのですが、付属リモコンの写真を見てお気付きでしょうか?
アンプ側が、端子1(BD/DVD)、端子2(CBL/SAT)、端子3(STRMBOX)、端子4(GAME)となっているのに対して、リモコンは左上から右に(BD/DVD)(GAME)(CBL/SAT)(STRMBOX)と並んでます。
リモコン側を端子の番号で表記すると
何だよ、この不規則な並び💢
リモコン側が(BD/DVD)(GAME)と使用頻度の多そうな順に並べてんなら、アンプ側の端子番号もそれに揃えて並ばせろよと。
て言うか、リモコン側はテレビのチャンネルと同様に端子1〜4の数字表記で良くね?
書かれている文字通りに全て接続するなんて考えられないし、そもそも(CBL/SAT)(STRMBOX)って何の略かもわかりません😡💢
この4つのボタンはセレクターに相当する部分で、手動で切り替えが必要な場合に押すボタンとなります。
一本サウンドバーならHDMI接続のみですが、アンプにスピーカーを接続する場合は昔も今も変わらず、スピーカーケーブルを使います。
最初に買った2002年頃も古い接続だなと思ってましたが、2019年購入の新品商品でこれを見ると、いつの時代だよと突っ込みたくなってしまいます💦
昔と変わらない接続だからこそ、何十年も前のスピーカーでも現在のアンプにつなげられるんですけどね。
さすがに被膜は、自分でカッターやハサミを使って剥かなくてもいいように、最初から切れ目が入ってます。
新品で左の状態になっているので、引っ張るだけで右のようになります👍
ちなみに、現在の多くの商品と説明書事情は同じで、BASE-V60の紙の説明書も、イラスト中心の接続方法だけが書かれた1枚紙が入っているだけで、使い方や機能などが書かれた紙の説明書は一切入ってません。
あとはネットで見てねという、現在ではおなじみの仕様ですが、シアタースピーカーのように説明書を必ず見るような商品にはしっかりした紙の説明書をつけてほしいものです😡
BASE-V60の電源が入った状態で、接続したHDMI端子にテレビのチャンネルを変え、リモコンの十字キーの左下にある太陽のマークのような(ギアのマークか?)ボタンを押すとセットアップ画面に入ります。
というか、今の時代はアンプの設定をテレビ画面でするんですね。
私が以前買ったものは、アンプ前面のデジタル表示だけだったのに💦
最初にマイクを取り付けた後の初期設定を最後まで進めれば、テレビ番組の音声もシアタースピーカーから出るようになりますが、初期設定を途中でキャンセルした場合には、セットアップ画面の「6.その他」から初期設定を最後までやり直してください。
もしくは「5.ハードウェア」から「HDMI CEC」という項目をオフからオンに変えます
すると、「HDMI CEC」の下にある3つの項目も、この写真のように自動的に変更となってオーディオリターンチャンネル(ARC)が有効となり、テレビ番組の音声もシアタースピーカーから出るようになります👍
ついでに、ファームウェアのバージョン確認も、セットアップ画面からしちゃいましょう。(「6.その他」の設定から)
バージョンが2109-8030-2060-0010となっていますが、これだけではいつのバージョンかわからないので、ONKYOのサポートページからバージョンの日付と番号を照らし合わせます。
↓ オンキョーのサポートページはこちらのリンクから
オンキヨー株式会社:サポート>2016年モデル ファームウェアアップデート情報
複数機種がまとめて掲載されているので見にくいですがBASE-V60はアンプとスピーカー類の総称であり、アップデート対象のアンプはTX-L50となります。
↑ バージョン2109-8030-2060-0010は、2018年8月21日のファームウェアということになります。
ちなみに現在の最新は2019年4月18日のバージョン2120-1030-3070-0010です。
無理に最新にすることはないので、現状はバージョンアップせずに様子見です。
ただし、この機種はDolby Atmos(ドルビーアトモス)に後のバージョンアップで対応するということで発売されており、実際に2017年8月31日のアップデートでAtmos対応になったようです。
Atmos対応のバージョンが2069-3030-2030-0008ということなので、これより古い場合はバージョンアップした方がいいかもしれませんね✌️
数字が多いので一見わかりにくいですが、ファームウェアをバージョンアップするたびに最初の4桁が増えていくので、バージョンの最初の4桁が2069未満ならアップデート推奨と見ればわかりやすいのではないでしょうか。
※ アップデートする場合は、「HDMI CEC」をオフにしてください。
ちなみに、ONKYOからの回答という価格.com掲示板からのコピペですが、BASE-V60にatmosのためのイネーブルドスピーカーを接続する場合、背面の「SURROUND」チャンネルの接続端子に接続となります。
その為、その場合サラウンドchは利用できず、3.1.2chの構成となります事ご注意ください。
(設定によって切換は可能ですが、サラウンドchとイネーブルドスピーカーを同時に使う、5.1.2ch等の利用ができません)
・・・だそうです。
3.1.2chと5.1chの二者択一なら、5.1chにした方が無難ですかねぇ😅
リスニングモードで、ドルビーTrueHDやDTS-HD Master Audioを選択できない
Dolbyサラウンドエンハンサーという立体音響を感じられるモードにも満足し、これでひとまず終了かなと思っていたのですが、あれこれ確認してみると、PS4やXBOX ONEでブルーレイを再生した時にドルビーTrueHDやDTS-HD Master Audioでの再生ができないことに気づきました😢😢
これはどういうことだろうと思って説明書を見ると、どうも最低でも3.1chないと、リスニングモードでドルビーTrueHDやDTS-HD Master Audioは選択できない模様。
BASE-V60は左右のスピーカー(フロントスピーカー)とサブウーファーの2.1chセットですが、追加投資を最小で済ませたいなら、これに正面のセンタースピーカーを新たに加えて3.1chにしなければならないようです💦💦
スピーカーなんて単体で買ったことないし、そもそも興味を持ったことすらないのでどうしようかなと調べて見ると、どうもメーカーは揃えた方がいいらしいとのこと。
amazonで新品のセンタースピーカーを検索すると、ヤマハのNS-C210が3000円以下であり人気商品のようですが、ONKYOに限定すると現行モデルで最安値の商品D-109XCは9000円程度。
高いなぁと思い、中古で買うことにしました。
何軒か回ってから選ぼうと思ったのですが、最初に入ったハードオフで丁度良さそうのがあり、D-058Cという台座付きスピーカーを税込2700円でGET!
amazonでスピーカーケーブルを800円で買い、追加で3500円の出費となりました。
ネットでスペックの数値などを見ても何を意味しているかわからないので、このスピーカーがBASE-V60と同グレードなのかとか、上記の安いヤマハの奴より良いモノなのかとか一切わかりませんが、下部のONKYOのロゴプレートがBASE-V60と同じでスピーカーも黒で同色なので、統一感だけはあります😅
大昔に買ったGXW-5.1のスピーカーは余ってましたが、5個とも同じサイズの古いセット商品の安物スピーカーを最新のシステムに取り付けるのも嫌だなと思ったので、新たに買った次第です。
上に写ってるのがGXW-5.1の余ってるスピーカで、下に写ってるのが新たに購入したD-058Cです。
明らかに今回買ったスピーカーの方が良い音が出そうでしょ😅
さて今度こそドルビーTrueHDやDTS-HD Master Audioで聞けると思ったのに、まだ聞けない😢😢😢
リモコンの十字キーの右上にある「i」ボタンを押すと、入力音声(Input)と出力音声(Output)の種類が表示されるのですが、このInputがmultich PCMとなっているので、ここがドルビーTrueHDやDTS-HD Master Audioになってないとおかしい!
おかしいのだけど、何から手をつけていいのかサッパリ🌀🌀
いろいろ調べて試行錯誤してようやく解決✌️
PS4を例に説明します。
PS4ではブルーレイ再生を開始すると、OPTIONSボタンを押すことで、ブルーレイプレーヤーの設定画面に入れます。
音声フォーマットの部分が初期設定では「linear PCM」になっているので、これを上の写真のように「ビットストリーム(ダイレクト)」に変更。
やっとドルビーTrueHDやDTS-HD Master Audioで聞けるようになりました😆👍
ちなみに、メニュー画面などではドルビーTrueHDやDTS-HD Master Audioではなく、本編開始後にこれらの音声になります。
最後に、結局BASE-V60はどうなの?
音は良いので不満ありません。
PS4 ProとSwitchはゲーム機の電源を入れるだけで、テレビの電源ON→連動してアンプの電源ON→チャンネル切り替えしてゲーム画面が映るところまで自動で進むので快適です。
XBOX ONEは、ONE本体の設定を変更するとテレビの電源ONのみ連動・・・アンプ電源はテレビと連動しますが、チャンネル切り替え(テレビをHDMIにして、さらにアンプをONEを繋いだ端子に切り替え)は、手動かつリモコン2個使うのでチョイ面倒。
アンプは大きくても隅に置けていいのですが、ウーファーは隅に置くわけにもいかずかなりデカくて邪魔です😢💦
配線は、昔はこれしかなかったのでこういうものだと思ってましたが、今ではスッキリ配線できる機種が多い中で、スピーカーケーブルを何本も引き回すのは、やっぱり見栄えが悪い・・・つーかHDMIも含めて配線まみれだよ😢
これ買った後に他の機種を調べたら、もっと良さそうなパイオニアのFS-EB70という機種がありました。
HDMI端子は4つあり、アンプとウーファーも別途あるタイプですが、バー1本とウーファーで3.1.2chという、上方向へのスピーカーもバーに内蔵している、バーでは高級な機種です。
現在の6万後半という価格では私の予算を大きく超えているのでちょっと微妙ですが、1年近く前には短期間ですが4万円程度で売られていたようで、その時にこれを買っていれば一番いい買い物だったかなと😢
再度4万になるようだったら買いたいくらいですが、BASE-V60も追加投資すればパワーアップできるので(さらにケーブルまみれになりますが💦)、悪い買い物じゃなかったぞと自分を納得させてます😅
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